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2010年03月05日

いつもの映画日記(他もかかなきゃ)

トップを変えました。
いつもの映画日記(他もかかなきゃ)

※下記ネタばれ含む
『パラノーマル・アクティビティ』をミハマ7プレックスで鑑賞(2月20日)
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友達に誘われて(『フォース・カインド』を一緒に観に行った友人)。日本公開後、評判が芳しくない事を事前に知ってしまった為、あまり乗り気ではなかったけれど、前からの約束だったからね・・

『ブレアウィッチ・プロジェクト』な、忘れた頃にやってくる低予算のフェイクドキュメンタリー映画の系譜。
なにか起こりそうで、なんにも起こらない。思わせぶりをずっーと引っ張り、ラストのオチだけで勝負する一点豪華主義映画でした。(ラストは正直ビビったけど)

映画の内容とは別に、面白かったのは観客の反応。後方に座っていた女性のグループは怖がる気ビンビンだったらしく、なんて事は無い普通のタイトルが流れただけで「ひゃ〜!」と悲鳴を上げてました。そこ怖がる所じゃないから!(笑

『ゴールデンスランバー』をサザンプレックスで鑑賞(2月25日だったかな)
いつもの映画日記(他もかかなきゃ)
小説に詳しくないため知らなかったのですが、有名なんですね伊坂幸太郎作品って。
その原作を読んでいないため、推測に過ぎないのですが、結構原作に忠実に再現されているのかなぁ、といった印象。なぜならあまりにも疑問に思う所が多かったから。

小説なり漫画なり原作がある映画は、その原作の世界観、雰囲気を保ちながら、2時間前後の上映時間に収まるように、削ったり付け加えたりする、脚色という行程を経るんだけど、小説・漫画の原作で共有していた世界観では疑問に思わなかった事も、映画にした途端、リアリティを持ち始めるので、登場人物の行動原理や伏線をもっと理詰めに脚色しなければいけないと思うんです。でも、不幸な事に有名でファンが多い原作故なのか、あまりメスを入れる事をしなかった(させてもらえなかった?)。あくまで推測ですが・・

この映画の中で描かれる主人公をピンチを救う出来事と出会いは、それなりに理由と伏線を張っているつもりだけど、巧みだとは思えないし、"伏線"というよりかは強引な"こじづけ”にしか感じられなかった。
それでも、脚色の時点で問題があったとしても、そんな事どうだっていいと思えるくらい、ハッタリの利いた演出力があれば、楽しめたと思うんだけど、この映画に関してはそれもなかったです。

とあるシーンで、大雨の中びしょ濡れのはずの竹内結子が車に雨宿りしたら、あんまり服が濡れていなかった事が、この映画の中途半端さを象徴していると思う。もっと濡らさんかいっ!

『ラブリーボーン』をサザンプレックスで鑑賞(3月1日)
いつもの映画日記(他もかかなきゃ)
ダイエットに成功!ピーター・ジャクソン監督作。
死後の世界をイマジネーション爆発させるビジュアルはさすがだなと思ったけど、観た大体の人が感じる腑に落ちないラストのもやもやは、主人公のあの娘は、あの状態のままだと成仏しないだろうし、犯人の末路は逆襲・復讐ではなく、偶然に近い天罰のようなものだから。その辺りは外国人と日本人との死生観の違いなのかもしれないけど・・

おしまい



Posted by スラップショット at 18:50│Comments(0)
 
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